放射線部門
放射線部門には、X線撮影、MRI(磁気共鳴画像)、骨密度測定の各検査があります。
これらの中から必要な検査をきちんと行うことが、正確な診断・治療につながるものと考えています。
検査を受けるにあたり不安に思うことなどありましたら、気軽にスタッフにご相談下さい。

●X線撮影
昔はレントゲンと言われていた検査です。
人体に影響がない程度の少量の放射線を患部に当て、体の中が透けて見える写真を撮ります。
従来のフィルムに代わり高感度イメージングプレートを用い、撮影後にこれをコンピュータに読ませることで写真を作ります。
撮影部位に応じたコンピュータ画像処理を行うことで、鮮明で見やすい写真を提供できます。
また、高感度イメージングプレートを用いることで、撮影時に使用する放射線の量を少なくしています。

●医療画像ファイリングシステム
X線写真、MRIの画像データをデジタル化し、DICOM規格の医療画像ファイリングシステムを構築しました。
このシステムによりフィルムレス化が実現し、今まで負担していただいていたフィルム代が不要になります。
また、モニターに画像を出力することで、目的部位の拡大、画像の濃淡の調整などが行え、診断効率が格段に向上しています。       

●DEXA 骨粗鬆症の検査
骨粗鬆症(こつそしょうしょう:骨が脆くなり折れやすくなった状態)や、ホルモンのバランス異常に起因する代謝性骨疾患は、近年ますます増加の一途にあり、骨密度を正確に測定することは、代謝性骨疾患の診断はもとより、治療効果の判定にも極めて重要な検査です。
当院では平成21年に骨密度測定装置をリニューアルし、腰椎から骨密度を測定する方式に変更しました。
骨粗鬆症により骨折しやすい腰椎を測定することで、より直接的に骨の状態を評価できます。
測定自体は約30秒と非常に短い時間で測定できます。


●MRI(磁気共鳴画像)検査

MRIは強力な磁石を使い、体をいろいろな角度から輪切りにしたような画像を作ることのできる検査です。
磁石を使った検査ですので、この検査で放射線は一切使っていません。
X線写真では分かりにくい軟骨(椎間板・半月板など)、靱帯、筋肉などの状態が鮮明に画像化できます。
当院のMRI装置はオープンタイプといって横に広いスペースがあり、閉塞感の少ない造りとなっているので、閉所恐怖症の方でも安心して検査が受けられます。
また、お母さんに付き添ってもらうこともできますので、小さな子供さんの検査が可能です。
けたたましい騒音のする検査というイメージをお持ちかもしれませんが、当院のMRIは比較的音の静かなタイプですのでストレス無く検査できます。
検査時間は約30分です。
検査部門では、主に神経生理検査、皮膚知覚検査、心肺機能検査、動脈硬化検査、平衡機能検査、簡易睡眠ポリグラフ検査を実施しています。また緊急を要する患者様に必要な血液検査・尿検査データを即時に出す為に、各種検査機器を使い迅速かつ正確な検査データを診療部に提供しています。 

■神経生理検査
『筋電計』を使い、筋肉や神経の検査をします
>>腰の筋肉の緊張度を調べます、これはおもに腰痛の方に実施します
>>手指、足にシビレを感じ思うように動かないなどの症状の方には神経障害の有無を知る為にまた神経障害部位の決定のために検査をします。

■皮膚知覚検査
『ニューロメーター』による、しびれ・痛みを他覚的に診ます
>>しびれや痛みは、ご本人にしか解らずその程度を他人に理解してもらうことは大変むずかしいことですが、この検査では知覚神経の障害を数値であらわすことができるので解り易く喜ばれています。

■心肺機能検査
『エルゴメーターと心電計』で心肺機能を検査します
>>この検査は、リハビリにおいての運動療法をより効果的にかつ安心に行うために、患者様の運動時の心臓や肺の機能を判断する検査です。

■動脈硬化検査
検査装置『フォルム』による動脈硬化検査をします
>>わずか5分で動脈硬化を早期発見する検査です。痛みをともなわず薄手の服ならそのままで測定できます。動脈硬化は加齢によって誰にでも起こりますが個人差が大きく、その進展には食生活や生活習慣が大きく関連しています。大変な病気にかからないためには、早期発見が最大の秘訣です。高血圧症・腰痛の方、また足の冷えやむくみによる下肢痛、跛行などの症状の方にも実施しています。

■平衡機能検査
重心動揺計『グラビコーダ』による平衡機能の評価をします
>>人は立っている時、姿勢を制御する為に小さく揺れています。この揺れを記録・解析して体の平衡機能を検査することで、めまい・ふらつき等を定量的にみることができます。痛みは全くなく、開眼時と閉眼時を各1分ずつ機械上に立つだけの簡単な検査です。

■睡眠ポリグラフ検査
睡眠時無呼吸症候群の診断の為の検査です
>>就寝中のいびき・無呼吸の為に良眠が得られず日中、度々眠気におそわれ仕事に支障をきたすとの訴えの方を検査します

■その他
『超音波診断装置』を使った検査
 腹部領域の状態を診たり筋肉組織の状態を診ています。
『血球計数器や各種の生化学検査機器』
 血液検査
『偏光顕微鏡』
 関節液中の痛風結晶の有無を確認し結晶の存在があれば画像にして患者様に見てもらっています。

どの検査も質の高い、思いやりのある検査をめざし頑張っています

測定機能付自力運動訓練装置 測定機能付自力運動訓練装置
下肢筋力を計測し、病態に応じた筋力トレーニングを行うとともに、治療効果を判定します 下肢筋力を計測し、病態に応じた筋力トレーニングを行うとともに、治療効果を判定します
自力運動訓練装置 エアロバイク
体幹筋力を強化し、腰痛を軽減します。 変形性膝関節症の膝痛の治療または予防に、また肥満、糖尿病などの運動療法、持久力向上のために使用しています
自力運動訓練装置 自動間欠牽引装置
下肢筋力を強化し、膝を伸ばす力を強化します。 頚椎、腰椎の牽引を行い、頚部痛、手のシビレ、腰通、坐骨神経痛などの治療を行います。
中周波治療器 低周波治療器
中周波の電流で血行を促進してコリや痛みを緩和させます。 肩こり、腰痛、坐骨神経痛などの症状を緩和する治療機器です。暖めながら治療をするのが特徴です。
低周波治療器 低周波治療器
肩こり、腰痛、坐骨神経痛などの症状を緩和する治療機器です。小部位から治療できます。 肩こり、腰痛、坐骨神経痛などの症状を緩和する治療機器です。
近赤外線照射治療器 ウオーターベッド
直線偏光近赤外線を全身の痛むところに照射することで血流を増加させ、暖かみを感じさせながら痛みを和らげる・皮膚などの組織の活性を助けるなど効果は多くあります 水流により全身をマッサージしてくれます
管理用コンピュータの導入
患者様の情報をコンピュータで管理していますので無駄な時間がかからず、最小限の時間で治療を受けていただくことが可能です。

私たち手術室の看護師は、患者さんの気持ちを少しでも和らげたく、常に患者さんの気持ちを大切に思い、手術前〜中〜後を安全に安楽に過ごせるように看護計画をたて、日々の看護にあたっています。
一つ一つをお話しさせていただきながらいたします。
解らないこと、心配なことがありましたらどうぞご遠慮なくおっしゃってください
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